検査の前日の食べ物・飲み物
胃カメラの前日
検査前日まで
とくに食事制限はありませんが、過度の飲酒や油分の多い食事などは3日前程度から控えるようにしてください。
検査前日
夕食は「夜21時」までに終わらせてください。飲酒は避けていただく必要があります。前日の水分摂取量の制限は特にありませんが、検査当日の水分は水かお茶のみにしてください。また、前日は早めに就寝してください。
よく、うどんやラーメン、コーヒーは摂っても問題ないかという質問をいただきますが、こちらは特に大丈夫です。ただし、食物繊維が多い野菜や果物、海藻などは極力避けてください。
検査当日
検査前は絶食でお越しください。水やお茶は少量でしたら問題ございません。
検査後
飲水も食事も、検査1時間後から開始していただきます。その際、油物が多い物や大量に食べることはまだ避けてください。組織を採取した方は、検査後の食事を消化の良いものにして、アルコールや刺激物は控えていただく必要があります。
検査後の注意点
- 検査自体は10分ほどで終了します。検査の準備と検査結果の説明も含め、全体で2時間ほどになります。
- なお、検査・観察時間はあくまで目安です。ポリープ切除や病理検査が必要の場合は、二時間よりかかってしまうこともあります。
- 鎮静剤を使った方は、麻酔の影響で検査後の説明を忘れてしまうケースがございます。何度もご説明いたしますので、お気軽にご質問ください。
嗜好品(アルコール・たばこ)や薬の服用は?
胃カメラの場合
お酒を控える必要があります。
また、お薬も普段飲んでいるものがありましたら、事前にお知らせください。
消化の良い食べ物と悪い食べ物
消化の良い食事のポイント

01 消化にいい食べ物にしましょう
胃内滞留時間が短い食べ物が「消化にいいもの」です。胃内滞留時間は栄養によって異なり、特に「糖質は」「タンパク質」や「脂質」よりも短いです。そのため検査前日の食べ物は、白米やうどんなどをおすすめしております。また、調理方法によって胃内滞留時間は変わります。柔らかく煮込んだり、細かく刻んだりするなど、胃内滞留時間を短くする調理方法にしましょう。
02 脂肪分の多いものは避ける
脂質はもっとも胃内の滞留時間が長いため、消化に時間がかかってしまいます。
肉や魚を検査前日に食べても大丈夫ですが、鶏もも肉や胸肉、淡白な白身魚を選びましょう。
03 食物繊維が多く含まれているもの、
種が入っているものは避ける
健康に良いイメージのある食物繊維ですが、大腸検査前はお控えください。食物繊維は少量でもなかなか消化されませんので、徹底的に控えていただく必要があります。
04 食べすぎは禁物
消化にいい食べ物、食物繊維や脂質が少ない食べ物だからといって、食べる量が多いと消化に時間がかかってしまいます。減らす必要はありませんが、いつもの量を超えて食べることのないようにしてください。
検査前日)食べてもいいもの
※この表は横にスクロールできます。
| ご飯・麺 | 白米、おかゆ、豆などが入っていない餅、柔らかく煮たうどん、そうめん、ビーフン、フォーなど |
|---|---|
| パン類 | 食パン、フランスパン、ロールパン、米粉パン、蒸しパン、たまごサンド、ツナサンド |
| 肉・魚 | 鶏もも肉、胸肉、タイ、タラ、カレイなどの白身魚など |
| 野菜・果物・いも類 | じゃがいも、長芋、リンゴ(皮はむくこと)、バナナ |
| その他 | 豆腐の味噌汁、たまご、豆腐、たまご豆腐、高野豆腐、豆乳、お麩、プリン、ゼリー、水、お茶、コーヒー・紅茶(ミルク・レモンは入れない、砂糖は可。) |
検査前日)食べないほうがいいもの
※この表は横にスクロールできます。
| ご飯・麺 | 全粒粉や胚芽、ブラン、ライ麦の入ったパン、野菜サンドイッチなど食物繊維が多く含まれた野菜が入っているパン あんパンや揚げパン、ジャムパン、ピザ、クロワッサン、デニッシュパンなど脂質の多いパン |
|---|---|
| 肉・魚 | ソーセージなどの加工肉、バラ肉、皮の部分 |
| 野菜・果物・いも類 | 人参やゴボウなどの根菜類、レタスなどの葉野菜、トマトやイチゴなど種が入っている野菜や果物、ジャム、じゃがいも・長いも以外のいも類 |
| その他 | キノコ類、わかめや海苔などの海藻、ネギ、ゴマ、生姜などの薬味類、大豆や小豆などの豆類、コンニャク、ナッツ類、乾物、コーンフレーク、スナック菓子、ケーキ、バター、チーズなど |
内視鏡検査のよくあるご質問
検査前日は何時までに、夕食を食べておけばいいのですか?
検査前日の21時までには夕食を済ませていただきます。
血液をサラサラにする薬を飲んでいます。それでも胃カメラは可能でしょうか?
ほとんどの場合は内服継続していただいて問題ありません。生検を行う際に一定の配慮が必要な薬剤もあります。事前に医師へご相談ください。





