黒色便が出た
健康な便は黄土色または茶色で、バナナのような形をしています。特に気を付けてほしいのが、ドロッとした真っ黒の便(タール便)です。このような便が出ている場合は、食道、胃や十二指腸(や、まれに小腸)などで出血が起きている疑いがあります。
黒色便の原因は?考えられる病気
黒色便が急に現れた場合は出血源を探すためにまずは胃カメラをすることが多いです。
食道がん・胃がん
食道がんの多くは多量飲酒、喫煙習慣が誘引となります。胃がんのほとんどはピロリ胃炎を背景に発生します。小さいうちはほとんど症状がなく、自分で気がつくことが難しいですが、進行するといずれも出血することがあり黒色便の原因となります。
食道静脈瘤
食道粘膜の静脈が太くなる疾患です。ほとんどが肝硬変の合併症として起こります。
通常は無症状ですが、静脈瘤が一旦破裂すると大量の吐血や下血が現れ、迅速な緊急処置が必要となります。そうならないために、無症状でも定期的な胃カメラをし、静脈瘤の程度を観察します。破裂のおそれが高いと判断された静脈瘤は、破裂予防のための内視鏡治療をできる場合が多いです。静脈瘤の程度にもよりますが、肝硬変のある患者様には無症状でも年1~2回程度の定期的な胃カメラをおすすめします。





