肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれていることから、なかなか自覚症状が現れません。自覚症状が現れない理由ですが、肝臓の働きに大きな余力があるからです。
そのため、健康診断などで偶然異常を指摘される方も少なくありません。「自覚した頃には、すでに肝硬変や肝臓癌の末期状態だった……」というケースは多々あります。
肝臓内科では、ウイルス性肝炎(B・C型など)や脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎、アルコール性肝障害、肝繊維症、肝硬変などの診断と治療を行っております。
健康診断で異常を指摘された方、生活習慣が心配な方は、一度当院までご相談ください。
このような症状はありませんか?
該当する方は肝臓内科を
受診・検査してください。
以下のような症状に心当たりのある方は、肝臓内科までご相談ください。
寝ても疲れが取れない
- 体がだるく食欲がない
- 顔色が黄色い(黄疸)
- 健康診断で肝機能の異常を指摘された
- 急に体重が増えた
- 食欲不振
- 現在の肝臓の健康状態を細かく知りたい
特に、日頃からお酒をたくさん飲む方は、肝臓に負担をかけている恐れがあります。
健康的な生活習慣を心がけ、肝臓の健康を守りましょう。
肝臓内科が対応できる疾患
ウィルス性肝炎
(A型・B型・C型・D型・E型など)
肝臓がウイルスに感染することで発症する疾患です。ごく一部の肝炎は重症化すると、命に関わる急性肝不全へ進行する恐れがあります。また、肝炎の中には、発症しても症状が出ない場合もあります。
A型・B型・E型肝炎のほとんどは発熱や全身倦怠感、黄疸などの症状が起こります、C型肝炎の多くは長期間、軽度の肝障害が続く恐れがあります。
肝硬変
慢性肝炎が長期間続くと線維質(かさぶたみたいな物質)が溜まり、その線維質によって肝臓の表面が硬くなります。これが肝硬変です。
進行すると肝がん、肝不全の発症リスクが高くなるため、早期発見・治療が不可欠です。
脂肪肝
肝臓に中性脂肪が溜まり続け、脂肪が肝臓全体の30%以上になった状態です。
自覚症状はほとんど起こりませんが、中には疲労感やめまい、肩こりなどの症状が見られるケースがあります。放置すると肝機能が悪化したり、肝炎や肝硬変、肝がんなどの疾患に進展したりする恐れがあります。
主な原因は、食習慣の乱れやアルコール、運動不足、肥満です。また、アルコールを飲まない方でも、脂肪肝を発症するケースがあるため、注意する必要があります。
急性肝炎
何らかの理由で急激に肝細胞が壊され、肝機能に障害が起こる疾患です。ほとんどの場合は、ウイルスが原因だとされています。1~2%程度の割合で重症化することがあります。また、急性肝不全に移行するリスクもあるため、要注意です。
また、黄疸や吐き気・嘔吐、食欲不振、全身倦怠感、発熱などの症状を伴うため、当てはまる方は速やかに受診してください。
慢性肝炎
慢性的な炎症が6ヶ月以上続く疾患です。
慢性肝炎の70~80%がC型肝炎ウイルスから、15~20%がB型肝炎ウイルスから慢性肝炎にかかると言われています。肝硬変や肝がんなどに進展する可能性が高まるため、放置は禁物です。
肝臓がん
ウイルス性肝炎やアルコール性肝炎、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)などが原因で発症します。その中でも一番多いのが、ウイルス性肝炎(B型肝炎・C型肝炎ウイルス)による発症です。
大量飲酒が原因で発症するケースがある一方で、アルコールの摂取がない方でも発症する恐れがあります。近年は、肝炎ウイルスの治療が発展したため、ウイルス性肝炎が原因の肝臓がんは減少していますが、非アルコール性脂肪性肝疾患による肝臓がんの患者数は、近年増加しています。
アルコール性肝障害
お酒を毎日、かつ多く飲む習慣のある方は、アルコール性肝障害の発症リスクが高いです。
肥満体型ではない方でも飲酒量が多いと、肝臓に脂肪が蓄積され、炎症を引き起こしてアルコール性肝障害を発症する恐れがあります。
また、重度のアルコール性肝障害を患った方の中には、命を落とす方も存在しております。治療せずにいると肝硬変や肝臓がんの発症リスクが高くなるため、放置は禁物です。
かがみ消化器内科の肝臓内科の特徴
当院における肝臓内科の特徴について、ご紹介いたします。
01 肝臓内科の専門医が診療
当院の医師は肝臓内科専門医を取得しており、他クリニックよりも高いスキルを提供しております。肝臓に関するお悩みでしたら、些細な相談から連携先の医療機関のご紹介まで、幅広く対応させていただきます。
02 高精度で高画質な
腹部エコー検査が可能

03 血液検査が迅速に対応可能
血球・CRP迅速検査では、体内の炎症の度合いや白血球・赤血球数をたった5分で調べることが可能です。結果を見て、入院が必要な治療が必要か否かを判断します。